地方発IT社長ガリアと、夜の社交場「CLUB AYANO」で輝く人気キャストみなみ。噛み合わないのに妙に心地いい二人の会話が、政治もAIも恋心もシャンパンの泡のように混ざり合う――。「好き」が暴走する男と「距離感」を操る女が織りなす、夜ふかし知的エンタメコラム。
「ちゃん付け」がセクハラ認定!?
“親しみのつもり”に潜む、絶望的な温度差
“親しみのつもり”に潜む、絶望的な温度差

ガリア
「いや〜正直さ、名前を“ちゃん”付けしたくらいでセクハラ認定って、世の中ピリピリしすぎじゃない? 年末、このニュース話題になったよね?(https://news.yahoo.co.jp/articles/bdf5d0e6b17b8835e7b2419573bb3297d99487b9) みなみちゃん」

みなみ
「はい今、“みなみちゃん”って呼びながら胸元チラ見しました。ニュース再現VTR、今入ります」

ガリア
「してないって! 視線がたまたま…!」

みなみ
「その“たまたま”が積み重なった結果が、今回のニュースなの。」

ガリア
「え?」

みなみ
「今回の裁判ね、“ちゃん呼び一発アウト”じゃないの。職場で、業務と関係ない距離の詰め方を続けて、相手が不快だって示してたのにやめなかった。それをまとめて“セクハラ”って判断されたの。」

ガリア
「じゃあ呼び方そのものより…」

みなみ
「“関係性を無視した馴れ馴れしさ”が問題。しかも裁判所が見たのは“本人の気持ち”じゃなくて“相手の受け取り方”ね。」

ガリア
「でもさ、親しみのつもりだったかもしれないじゃん?」

みなみ
「出た。“つもり無罪”。裁判で一番通らないやつ。」

ガリア
「ひどい!」

みなみ
「ニュースでも言われてたでしょ。“親しみを込めた表現でも、相手が不快に感じればセクハラになり得る”って。」

ガリア
「……」

みなみ
「しかも職場。仕事する場所で“私的な距離感”を勝手に持ち込むのがアウトなの。電報とか送ってたんでしょ。キモいよ。」

ガリア
「でも、その男、その子のこと相当好きだったんだよ。同情しちゃうな。」

みなみ
「歪んだ好意でしかない! はい、では体験学習です。」

ガリア
「いやな予感しかしない」

みなみ
「今からあたし、社長のこと“ガリ助”って呼ぶね。あたしは“かわいいと思って”呼んであげたの。社長はどう思った?」

ガリア
「……なんか、気分悪い」

みなみ
「でしょ?」

ガリア
「正直、ちょっとナメられてる感じする」

みなみ
「それ。“温度差”。社長は“軽視された”、あたしは“親しみをこめて”。ニュースで問題になったの、まさにこれ。」

ガリア
「うわ、体感するとキツい…」

みなみ
「しかも、さっきの社長の『みなみちゃん』の場合、
・年上
・職場っぽい関係
・許可なし
・視線が不安定
はい、裁判所が好きな要素フルコース。」
・年上
・職場っぽい関係
・許可なし
・視線が不安定
はい、裁判所が好きな要素フルコース。」

ガリア
「好きな要素って言い方!」

みなみ
「判決文に書かれがちなやつよ。“業務上必要のない言動が継続して行われた”って。」

ガリア
「ニュースそのままじゃん…でも、うちらは『業務』じゃないよね。」

みなみ
「あたしは『業務』💗 そうそう。だから“ちゃん呼び禁止”じゃなくて、“距離感を自分基準で決めるな”って話。」

ガリア
「じゃあどうすればよかったんだろ」

みなみ
「簡単。相手が嫌そうなら即やめる。仕事の場では無難に呼ぶ。以上。」

ガリア
「シンプルだけど…刺さる」

みなみ
「で、最後に一言。」

ガリア
「はい」

みなみ
「“俺はそんなつもりじゃなかった”って言い訳が出た瞬間、だいたいもうアウトゾーン。」

ガリア
「……夜ふかしデジタルラウンジ、今日も社会的にHP(ヒットポイント)削られました」

みなみ
「HP削れてるうちはまだセーフ。問題はね、削れてるのに“俺は悪くない”って言い出した瞬間。」

ガリア
「それが“認定”か…」

みなみ
「そう。はい、勉強代として今夜もボトル1本。ガリ助。」

ガリア
「最後までそれで呼ぶの!?」

みなみ
「だって“かわいいと思って”呼んであげてるんだもん?」

ガリア
「……確かに、気分悪い」

みなみ
「はい、今日の授業はこれにて終了。ちゃんちゃん」


