地方発IT社長ガリアと、夜の社交場「CLUB AYANO」で輝く人気キャストみなみ。噛み合わないのに妙に心地いい二人の会話が、政治もAIも恋心もシャンパンの泡のように混ざり合う――。「好き」が暴走する男と「距離感」を操る女が織りなす、夜ふかし知的エンタメコラム。
ガリア「みなみちゃん、知ってた? 日本の推し活市場、今年ついに1兆円こえたんだって!」
みなみ「え、それガチ? すごくない?」
ガリア「ガチ。経済産業省も『推し活は文化かつ産業』って言ってた。」
みなみ「まあ…言われてみれば……みなみ、先月同じブロマイド3枚買ったし。」
ガリア「なんで3枚!?」
みなみ「“保存用・観賞用・布教用”だよ。」
ガリア「推し活…恐ろしいビジネスモデル…」
ガリア「でもさ、推しって、ただの消費じゃないよね?」
みなみ「そう。投資。課金は未来への応援。」
ガリア「……恋愛にも課金制度あれば俺、だいぶポイント貯まってると思う。」
みなみ「うん。だけど残念なお知らせです。」
ガリア「なに。」
みなみ「その制度、この店にはありません。」
ガリア「バッサリ。」
ガリア「でもさ、推しって”存在が生きる理由”になるじゃん?人間の感情ハックしてる。」
みなみ「そう! 推しがいるとね、メイクも頑張るし、仕事も頑張るし、人生明るくなる。」
ガリア「社会学的に言うと、推し活は幸福度の外部エンジン化なんだよ。」
みなみ「え、急に学者感出すやん。」
ガリア「恋愛は内燃機関、推し活は電気自動車。」
みなみ「例えが雑w」
ガリア「でもさ、推し活って“距離感”大事でしょ? 近すぎても遠すぎてもダメ。」
みなみ「そう。手が届きそうで届かない絶妙ライン。それが尊いの。」
ガリア「じゃあ俺、推し枠ワンチャンある?」
みなみ「……うーん。」
ガリア(固まる)
みなみ「『惜しい枠』ならある。」
ガリア「語感だけは近いのよ!!」
ガリア「でも俺、最近気づいたんだけどさ。」
みなみ「なに?」
ガリア「俺の推し、たぶん……みなみちゃん💗」
みなみ「はい出た〜重いやつ〜。」
ガリア「でも公式プロマイドないから、俺……心に保存してる。」
みなみ「うん、それは非公式画像保存の民ね。」
ガリア「違法じゃない?」
みなみ「ギリ、グレー。」
みなみ「でもね社長。」
ガリア「ん?」
みなみ「推し活って、推されてる側より、推してる側が幸せなんだよ。」
ガリア「……深い。」
みなみ「だからさ――これからも好きに推していいよ。」
ガリア「……みなみちゃん。」
みなみ「ただし。“限度額は各自管理”🧾✨」
ガリア「急に現実。」


