
遠距離恋愛の二人。アオイの住む町の夏祭りに東京で働く彼が来てくれた。久しぶりに一緒に過ごした一日。楽しかった祭りのあとはちょっぴり切ない夏の風が吹いた。
MUSIC 作詞/西谷恭介 作曲/TOP MIDI AI
「夏の余韻」
アスファルトから照り返す熱気
祭りのあとの余韻が胸を焦がす
ホームに向かう人々の群れ
咲き乱れた浴衣の花が
いつもとは違う夏の夜に彩(いろどり)を添える
似合ってるよと言ってくれた
朝顔の柄の浴衣姿
涼しげな君の横顔を
祭りの花火が染める
手をつないで歩いた 祭りの大通り
太鼓の音に 胸が高鳴る
二人で分けたかき氷
優しい冷たさが
蒸し暑い夏の日に
爽やかな風を運んでくる
軒先に並んだ風鈴が
夏を彩る
東京行の2番線ホーム
終電まであと10分
来月また帰ってくるよと
君はぎゅっと強く抱きしめた
駅のアナウンスが
今日という日に終わりを告げる
東京へ向かう電車が遠ざかっていく
小さく灯るテールランプが
夏の花火のようににじんで消えた
ホームに吹く夏の風
祭りのあとの余韻も運んでいく
Not AI Creation
©西谷恭介 Kyoshuke Nishitani