地方発IT社長ガリアと、夜の社交場「CLUB AYANO」で輝く人気キャストみなみ。噛み合わないのに妙に心地いい二人の会話が、政治もAIも恋心もシャンパンの泡のように混ざり合う――。「好き」が暴走する男と「距離感」を操る女が織りなす、夜ふかし知的エンタメコラム。
夜ふかしデジタルラウンジ
「ラーメン派閥と繁盛の心理学」
「ラーメン派閥と繁盛の心理学」

ガリア
「さて、みなみちゃん。今日は平和な質問だよ。ラーメンは、味噌、しょうゆ、しお、とんこつ……何派かな?」

みなみ
「……平和ね。あたしは断然、しょうゆ派。王道が一番飽きないし、スープが澄んでるほど信頼できる気がするんだよね。ガリア社長は?」

ガリア
「僕は味噌だね。あの濃厚なコクに包まれる安心感が好きなんだ。でもさ、時々どのジャンルにも属さない『怪物』を無性に食べたくなる時があるんだよ。そう、天下一品の“こってり”。」

みなみ
「あー……。あれはもはや『ラーメン』っていうジャンルじゃなくて、『天下一品』っていう食べ物だよね。スープっていうか、もはやポタージュというか、むしろ個体に近いというか(笑)。」

ガリア
「分類不能だよね。あと、ジャンキーなところで言うと、日清のカップヌードルを深夜に食べたくなる衝動。僕はシーフード派なんだけど。」

みなみ
「みなみは断然、チリトマト派! あの酸味と辛味がクセになるんだよね。」 


ガリア
「チリトマトもいいよね。でも、カップヌードルの真髄は、麺を食べ終わった後の『追い飯』だよ。あの中に白米を投入してかき込む背徳感……たまらないんだ。」

みなみ
「うわ、社長おじさん全開(笑)。でも、わかるのが悔しいわ。チリトマトなんて、リゾットみたいでおいしいもん♡」

ガリア
「まあ、僕はそこまで『ラーメンフリーク』じゃないから、炎天下に2時間並ぶ人の心境は正直わからないんだけどね。ただ、知り合いのラーメン狂・小池さんから面白い話を聞いてさ。」

みなみ
「小池さん(笑)。何それ。」

ガリア
「ある人気店が、行列を解消しようとして、回転率を上げるために『細麺』に変えたんだって。すぐ茹で上がるようにね。そうしたら、なんと客足が遠のいて繁盛しなくなったらしいんだ。」

みなみ
「えっ、親切でやったのに?」

ガリア
「ビジネス的には『並ばせる演出』が重要だったわけ。行列があるからこそ『ここは価値がある』と脳が判断する。繁盛感の演出って重要なんだ。混んでる店にはつい入りたくなるし。」

みなみ
「それ、すごくわかる。病院もそうだよね。待合室がパンパンだと『うわぁ……』って嫌な気持ちになるけど、予約システムとかでスムーズすぎると、逆に『ここ、藪医者じゃないの?』って思っちゃうことあるもん。」

ガリア
「人間って勝手。」

みなみ
「本当だね。……で、ビジネスの話はわかったけど。社長は、CLUB AYANOでは何派なの?」

ガリア
「……愚問だね。みちょ派(みちょぱ)に決まってるじゃない。味噌派とかけてさ、……なんちゃって」

みなみ
「はあ?……ああ、そういうこと言うんだ。冴えないおやじギャグ全開だね。」

ガリア
「冗談だよ。みなみ派に決まってるだろ。」

みなみ
「はいはい。じゃあ、ワインな『みなみ』で、並々(なみなみ)注いで一本入れて♡」

ガリア
「……! そう来たか! 座布団一枚!」

みなみ
「座布団一枚じゃなくて、ワイン一本🍷でしょ。」

ガリア
「またもややられた~~(泣)!」


