暗記系教科には〝まとまる〟が効く

いきなり演習はNG 暗記教科は単元のまとめから

問題を解くことが勉強だというのは大きな間違いで、本当に身につけようと思ったら、きちんとした流れに乗って学習をしていかなければなりません。

教科の特性によってやり方は変わりますが、社会などの暗記教科であれば、「まとまる」の流れで勉強すると力が付きます。

エリンギ

「まとまる」って何ですか?」

しいたけ

「まとまる」っていうのは、先生の造語で、暗記教科の学習の流れを表した言葉です。料理の「さしすせそ」みたいなものかな…。こういうこと(下)です。

「まとまる」ってこういう意味です!

「ま」 まとめる
「と」 とく(解く)
「ま」 マル付けをする
「る」 ループ(繰り返す)

暗記教科は、まず「ま」から始めましょう。「ま」とは単元のまとめ(整理)です。
時間があるならば、ノートなどを活用して、内容を自分でまとめてみるといいと思います。ノートにポイントを抜き出して、まとめる作業は、知識を整理するのに役立ちます。
時間がなければ、教科書などを音読して、大切だと思う箇所にアンダーラインを引くだけでもいいでしょう。

その後で、演習に移るのが王道です。合い言葉でいう、「と」の段階ですね。
結構、多くの子が「と」から始めようとしますが、「ま」が抜けると「とまる」になってしまいますよね。
それでは、成績「とまる」になりますよ

問題演習が終わったら心がけること

演習は見開きが終わったら一旦答え合わせをするのが鉄則です。「ま」の段階です。
ワークの見開きが終わったらというタイミングが大切です。
こまめに◯付けを行うことで、自分が習得していない項目が見えてくるし、意識もそちらに向きます。なにより、ひたすらやってからの◯付けはどうしても雑な作業になりがちです。

この流れで反復していくのがベストです。合い言葉の「る」の段階です。「る」は「ループ」の「る」。繰り返すという意味です。
苦手であれば、同じ問題集を繰り返しやる方が、負担も減るし、理解も深まるはずです。

〇付けのタイミングが重要

勉強していく中で◯付けのタイミングを間違っている子は結構います。
一番多いのはひたすら解いて、その日はそれでおしまいに。後日、一気に◯付けをするというパターンです。

◯付けをしないで、やりっ放しの勉強は、たとえていうなら、自身で作った料理を作りっぱなしにして、放置するのと同じです。1週間後に、そのお皿に盛られた料理を「食べたい」とはだれも思わないでしょう。
解くだけといて、後でまとめて◯付けをするというのも、まったくそれと同じです。
すでに鮮度の落ちた腐りかけた状態で、質の高い見直しなど期待できるはずもありません。

成績を伸ばそうと思ったら、まず習慣や方法を再検討してる必要があります。どんなに高級食材を使った料理であっても、放置すれば、ゴミと化します。これはワークの進め方にもそのまま当てはまります。

もう一度、今回の内容をおさらいしておきましょう。暗記系教科の勉強のフローは「まとまる」です。

 

みんなの学校新聞
FaceBook
URLをコピーしました!